都心で5月に4日連続真夏日…28日は崩れる
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日本各地で平年を10度前後上回る真夏並みの陽気となった27日、北海道や関東甲信を中心に前日からの猛烈な暑さが続いた。北海道は2日連続で35度以上の猛暑日となり、東京都心も観測史上初めて5月に4日連続で30度以上の真夏日を記録した。28日は低気圧が接近して全国的に雲が広がり、暑さは弱まる見通し。
気象庁によると、27日は埼玉県熊谷市36・2度、北海道帯広市35・8度、福島県会津若松市35・6度、福井市34・5度、東京都心32・4度などを記録。24都道府県の182地点で5月の過去最高気温を更新した。
全国926観測地点のうち猛暑日は23地点、真夏日は422地点に達し、熱中症への警戒を促す高温注意情報も15都道県に出された。
28日は高気圧が東の海上へ抜け、前線の影響も強まるため、広く天気が崩れる可能性があるという。
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埼玉県羽生市で27日午後2時50分頃、女性(88)が自宅敷地内の畑で倒れているのを訪問したケアマネジャーが発見した。県によると、女性は病院に搬送され、熱中症の疑いで死亡が確認された。県内では、このほかに37人が熱中症の疑いで搬送された。
水戸市でも同日午後、スーパーマーケットの駐車場で車の運転席にいた女性(42)が意識のない状態で見つかり、搬送先の病院で熱中症で死亡が確認された。この日の同市の最高気温は31・3度だった。茨城県によると、このほかに7人が熱中症で搬送された。
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