両生類の天気予報、的中率はイモリがカエル圧倒

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ニホンアマガエル。木の上でじっと動かず、予報は晴れ(5日)
ニホンアマガエル。木の上でじっと動かず、予報は晴れ(5日)
アカハライモリは水中から出ないので、予報は晴れ(5日)
アカハライモリは水中から出ないので、予報は晴れ(5日)

 三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、カエルとイモリによるユニークな天気予報が始まった。子どもたちが夏休みの自由研究の参考にするなど人気の企画だ。一時休止していたが、再開を望む声が相次ぎ、6年ぶりに復活した。(湯山誠)

 カエルとイモリはともに両生類で、「湿度を読むスペシャリスト」(水族館)。先の天候や湿度を見極めながら行動するとされる。水族館はこの習性に目を付け、午前と午後の1日2回、飼育担当者が水槽で飼うニホンアマガエルとアカハライモリそれぞれ10匹の行動を観察し、翌日の天気を予報している。

 カエルは目を開けていたり、木に登るなど活発に動いたりしていれば雨、じっとしていると晴れ。イモリは水中にいれば晴れ、陸上にいれば雨。それぞれ、数の割合によって曇りとする。

 今月5日午後はカエルが木の上で動かず、イモリは水中から上がらなかったため、予報はともに晴れ。6日の天気は晴れで見事的中した。12日の行動によると13日はカエルが雨、イモリは曇りの予報となっている。これまでの的中率(1日前予報)はイモリ7割、カエル3割と、イモリが圧倒している。

 身近な生き物の生態を観察する面白さを伝えようと、水族館は2006年にこの天気予報を始めた。低気圧が近づくとうなることもあるワニやカタツムリが参加した時期もあり、子どもたちから人気を集めたが、「少しマンネリ化して」(担当者)、13年を最後に休止していた。

 天気予報は8月31日まで。飼育担当の上岡岳さんは「農薬の影響で水生昆虫などが減り、それらを餌にするカエルやイモリも数が減っている。天気予報を通じ、そんな環境の変化にも興味を持ってほしい」と話している。

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639526 0 国内 2019/06/15 19:27:00 2019/06/15 19:27:00 2019/06/15 19:27:00 「天気予報士」のニホンアマガエル。木の上でじっと眠ったままなので、明日は「晴れ」か?(鳥羽水族館で)=湯山誠撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190612-OYT1I50071-T.jpg?type=thumbnail

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