鹿児島、宮崎県で約110万人に避難指示

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大雨で崩れた斜面(3日午後5時18分、鹿児島市唐湊で)=泉祥平撮影
大雨で崩れた斜面(3日午後5時18分、鹿児島市唐湊で)=泉祥平撮影

 梅雨前線が活発化した影響で、九州南部を中心に3日も強い雨が降り続いた。先月末の降り始めからの総雨量は宮崎県えびの市で1000ミリに達し、各地で昨年の西日本豪雨の総雨量を超えている。鹿児島、宮崎両県では計約52万世帯、計約110万人に避難指示が出た。雨は6日頃まで断続的に降ると予想され、鹿児島県など地盤が緩んでいる地域では土砂災害への警戒が必要になっている。

 気象庁によると、3日昼前から九州付近は大気が不安定な状態となり、局地的に雨雲が発達。気象庁は同日午前、記録的な大雨が予想されるとして臨時の記者会見を開き、大雨特別警報を出す可能性があるとし、住民に早めの避難を呼びかけた。

 先月末の降り始めから3日午後11時までの総雨量は、宮崎県えびの市1080・5ミリ、鹿児島県鹿屋市885・5ミリ、宮崎県日南市846・5ミリなど。鹿児島県や宮崎県の多くの地点で、平年の7月1か月の1・5倍から2倍以上の雨量となっている。鹿児島、宮崎、熊本の3県では土砂災害警戒情報が出されている。

 鹿児島県では3日、薩摩川内市で川の様子を見に行った女性(80)が転倒して肩を骨折した。志布志市では、道路上の土砂に乗り上げた乗用車の30歳代の女性と小学生の男児が軽傷を負った。

 読売新聞のまとめでは、3日午後10時現在、鹿児島、宮崎両県の15市町が計約52万世帯、計約110万人を対象に避難指示を発令。鹿児島、宮崎、熊本各県で計約40万世帯、計約87万人に避難勧告が出た。九州各県で計1万1353人が避難所に身を寄せている。鹿児島県の三反園さとし知事は同日午後、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。

 大雨のピークは4日朝までに過ぎる見通しだが、同日夜までの24時間雨量は多い所で、九州南部で300ミリ、九州北部で250ミリと予想されている。その後の24時間も九州南部を中心に最大150ミリの雨が降る恐れがある。気象庁は「土砂災害の危険は高い状態が続く。わずかな雨で崩れる可能性があり、警戒を緩めないでほしい」としている。

無断転載禁止
671099 0 社会 2019/07/03 20:26:00 2019/07/04 01:10:28 2019/07/04 01:10:28 大雨の影響で起きた崖崩れ(3日午後5時18分、鹿児島市唐湊で)=泉祥平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190703-OYT1I50066-T.jpg?type=thumbnail

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