迫る台風、西日本を直撃へ…交通混乱・追悼行事中止

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 大型の台風10号がお盆休みの西日本を直撃する見通しとなり、各地の鉄道の駅では14日、帰省や行楽を早めに切り上げた乗客らで混雑した。昨年7月の西日本豪雨の被災地では台風の通過に備えて警戒を強め、15日の終戦の日に合わせた追悼行事や祭りの中止も相次いだ。

帰省客に影響

 長男(6)と長女(3)と三重県に帰省していた東京都西東京市の主婦(35)は14日午後7時過ぎ、新幹線でJR東京駅に到着した。15日に戻る予定だったが、東海道新幹線が間引き運転になることを知り、14日夕の乗車に変更したという。「15日の新幹線が満席だったら長時間デッキに立っていたかもしれない。1日短くなったが、余裕を持って戻って来られてよかった」とほっとした表情を浮かべた。

利用客らで混雑するJR広島駅の改札付近(14日午後、広島市南区で)=金沢修撮影
利用客らで混雑するJR広島駅の改札付近(14日午後、広島市南区で)=金沢修撮影

 JR新大阪駅では、家族4人で和歌山市内の夫の実家で過ごしていた熊本市在住の保育士(53)が15日までの滞在予定を1日早めて、帰りのチケットを購入した。「16日から仕事なので仕方がない。休みの最後がばたばたで終わって残念」と、足早にホームに向かった。

 台風は昨年7月の西日本豪雨の被災地も通過する見通しだ。岡山県倉敷市は、市役所などで約3万個の土のうの配布を始め、同市真備町の真備支所に土のうを受け取りに来た男性(59)は「西日本豪雨で被災した自宅のリフォームを3月に終えたばかり。玄関に土のうを置いて、浸水を防ぎたい」と語った。

激しい風雨の中を歩く人たち(14日午後、宮崎市で)
激しい風雨の中を歩く人たち(14日午後、宮崎市で)

 お盆の恒例行事や終戦の日の行事は相次いで中止が決まった。12日に開幕した徳島市の阿波おどりは14、15両日の公演が取りやめに。4日間のうち2日中止となるのは1996年以来で、今年初めて運営を担当するイベント会社の担当者は「最終日までお客さんに楽しんでもらおうと準備したが、台風の影響では仕方ない」と肩を落とした。

 愛媛県は遺族ら約1600人が参列する戦没者追悼式を取りやめた。87年の初開催以来、初めての中止だという。兵庫県姫路市も、遺族ら約700人が出席予定だった追悼式の中止を決めた。市の担当者は「遺族は高齢で、安全面を考えて中止を決めた。やむを得ない」と話した。

 甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われている全国高校野球選手権大会も、15日に予定されていた3回戦4試合が16日に順延された。その後も1日ずつ順延され、決勝は22日に行われる。

無断転載禁止
742498 0 社会 2019/08/15 05:00:00 2019/08/15 08:49:25 2019/08/15 08:49:25 台風10号接近の影響で混雑するJR広島駅の改札付近(14日、JR広島駅で)=金沢修撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/08/20190815-OYT1I50013-T.jpg?type=thumbnail

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