台風列島縦断、10県34人死亡・17人不明…21河川で堤防決壊

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千曲川の氾濫で大規模に浸水した住宅街(13日午前10時2分、長野市で、読売ヘリから)=関口寛人撮影
千曲川の氾濫で大規模に浸水した住宅街(13日午前10時2分、長野市で、読売ヘリから)=関口寛人撮影

 台風19号は12日夜から13日未明にかけて、東海と関東、東北地方を縦断して太平洋上に抜けた。東日本各地で記録的な大雨となり、国土交通省の午後6時過ぎの発表によると、長野、埼玉、福島など6県の21河川で24か所の堤防が決壊した。読売新聞社の午後9時現在のまとめでは、10県で34人が死亡、17人が行方不明となっている。長野市や福島県本宮市などでは多数の住宅が浸水した。

 国交省によると、堤防が決壊したのは千曲川(長野県)や都幾とき川(埼玉県)、宇多川(福島県)など。氾濫は多摩川(東京都など)、牛淵川(静岡県)を含め国管理の24河川と15都県管理の118河川の広い範囲で発生した。千曲川では、長野市穂保ほやす地区で堤防が決壊したほか、10か所以上で川の水が堤防を越え、周囲が浸水した。一方、利根川は茨城県稲敷市で13日夕、氾濫の一歩手前の「氾濫危険水位」を超過。大規模な河川の下流域では、上流域で大雨が降った翌日に水位が上がる傾向があり、流域の千葉県香取市などに避難勧告・指示が出された。

 相模原市緑区の串川では、同区の女性(39)と長女(11)が中州で倒れているのが発見され、いずれも間もなく死亡が確認された。一家4人で車ごと川に転落した可能性があるとみて、警察が残る2人を捜索している。群馬県富岡市では、住宅2棟が裏山の土砂崩れで全壊し、男女の計3人の死亡が確認された。負傷者は全国で194人に達している。

 総務省消防庁によると、13日正午時点で、関東、甲信越や東北を中心に全国で約23万人が避難した。

 経済産業省のまとめによると、13日午後5時現在、全国で約16万6220戸が停電している。「計画運休」を実施した首都圏の鉄道各社は、13日午後までにおおむね運転を再開したが、一部では線路の土砂流入により終日運転を取りやめた。

 台風の中心は関東や東北の太平洋側を通ったが、中心から北側に発達した雨雲があったため、被害も内陸の広い範囲に広がった。

 気象庁によると、13日午後3時までの48時間雨量は、神奈川県箱根町で1001ミリ、静岡県伊豆市で760ミリに達した。いずれも年間総雨量の3~4割。全国71か所で観測史上1位を更新した。台風は13日正午頃、温帯低気圧に変わった。

 気象庁は12日夕から同日夜、東京や埼玉など12都県に大雨特別警報を発表。13日未明には岩手県にも同警報が発表され、同日午前までに順次解除された。

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843949 0 国内 2019/10/13 19:54:00 2019/10/14 00:56:25 2019/10/14 00:56:25 千曲川が氾濫して大規模に浸水した住宅街(13日午前10時2分、長野市で、本社ヘリから)=関口寛人撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191013-OYT1I50031-T.jpg?type=thumbnail

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