車の一時停止率が全国最低の県…信号機のない横断歩道に歩行者

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 三重県内の信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時に一時停止する車の割合は3・4%で、全国平均の17・1%を大幅に下回り、全国で最低となったことが日本自動車連盟(JAF)の調査でわかった。昨年もワースト3位で、県警は「歩行者優先を徹底し、安全運転に努めてほしい」と呼びかけている。(岩本康佑)

 調査は、JAFが8月に47都道府県の片側1車線の道路2か所(非公表)でそれぞれ実施した。平日の午前10時~午後4時、信号機のない横断歩道でJAF職員が1か所あたり横断を50回試み、車の反応を調べた。

 都道府県全体では計9730台のうち、一時停止したのは1660台(17・1%)だった。一時停止した車の割合が最も高かったのは昨年に続いて長野県で、68・6%だった。三重県は昨年の1・4%より改善はしたが、順位を二つ下げた。

 一時停止しない理由について、JAFが2017年に実施したアンケート調査(全国の約5000人が回答)では、「後続車がなく、自分の車が通りすぎれば渡れる」(41・1%)、「歩行者がいても渡るかどうか分からない」(38・4%)などが上位を占めた。

 調査場所が2か所のため、一時停止について県内全域で同様の傾向にあるとは限らない。三重県の割合が低迷していることについて、JAF三重支部の担当者は「理由は分からないが、安全運転教室などで理解を求めていきたい」と話した。

         ◇

 県警交通企画課によると、横断歩道(信号機あり含む)の人身事故は減少傾向にあり、9月末時点で62件、うち死亡事故は3件だった。

 歩行者が横断しようとしているのに一時停止しなければ、道路交通法違反で交通反則切符(青切符)を切られる。県警は9月末時点で979件(前年同期比56件増)の違反を取り締まった。同課の三国悦夫次長は「調査結果を重く受け止め、対策を強化していきたい」と話している。

 東員町の女性(65)は、高校2年の長男を交通事故で亡くした。長男は横断歩道で脇見運転の車にはねられた。

 「大切な人が事故に遭ったらどう思うか。『自分は大丈夫』と過信しないで」。事故の体験を小中高校などで語り、横断歩道での一時停止など事故防止を呼びかけてきた。女性は「子どもたちはルールを守ろうとしている。大人が見本にならなければいけない」と力を込めた。

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848159 0 国内 2019/10/16 15:51:00 2019/10/16 16:06:10 2019/10/16 16:06:10

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