被災地また洪水の危険、関東や東北で激しい雨か

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 東日本に記録的な大雨を降らせた台風19号の被災地では18日、新たに2人の死亡が判明し、犠牲者は計80人になった。避難者は同日夕時点で4000人を超えている。台風上陸から1週間となる19日は、東北の太平洋側や関東甲信を中心に再び激しい雨が降る見通しで、気象庁などは二次被害を警戒している。

 福島県いわき市は18日、市営住宅1階で一人暮らしをしていた男性(79)の遺体が見つかったと発表した。近くの夏井川が氾濫し、住宅内に浸水しており、死因は溺死だった。郡山市では、黒石川沿いの竹やぶで天栄村の小学4年の男児(10)の遺体が発見された。すでに遺体で見つかっている母(36)、弟(7)と車で帰宅途中に行方不明になっていた。

 気象庁によると、太平洋側に停滞する前線などの影響で、19日午後6時までの24時間雨量は、多い所で東海150ミリ、関東甲信120ミリ、東北の太平洋側100ミリなどと予想されている。堤防が決壊したり、地盤が緩んだりした地域では、普段より少ない雨量でも洪水や土砂災害の危険性が高まるという。

 大雨が予想される福島県南相馬市では18日午後、一部地区に避難指示を発令し、新田川など4河川の流域に避難勧告を出した。

 読売新聞のまとめでは、18日午後6時現在、東日本の12都県に避難所が設けられ、計4052人が身を寄せている。避難者は、福島県が最多の1706人で、長野県948人、宮城県626人。今後予想される大雨に備え、前日より避難所を増やした自治体もあり、避難者数はさらに膨らむ可能性がある。

 一方、JR東日本は18日、千曲川の氾濫で長野市の車両センターや線路が浸水した北陸新幹線について、東京―金沢間の直通運転を25日に再開する見込みだと発表した。車両の浸水被害の影響で本数を減らして再開する予定で、詳細なダイヤは23日に公表する。

ブルーシートがかけられた千曲川(下)の堤防復旧工事現場(18日午後、長野市で、本社機から)=川口正峰撮影
ブルーシートがかけられた千曲川(下)の堤防復旧工事現場(18日午後、長野市で、本社機から)=川口正峰撮影

 浸水した10編成120両の新幹線については、車両下部の機器水没により、廃車の可能性があるという。製造費は1両約3億円で、全車両が廃車になれば、損害額は300億円を超える。

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852234 0 国内 2019/10/18 20:27:00 2019/10/19 05:23:52 2019/10/19 05:23:52 ブルーシートを使って復旧工事が進められている千曲川(下)の堤防決壊現場(18日午後0時23分、長野市で、本社機から)=川口正峰撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191018-OYT1I50044-T.jpg?type=thumbnail

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