大雨死者の半数、車移動中に水没…徒歩の避難呼びかけ

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 台風21号や低気圧の影響に伴う25日の記録的な大雨で、千葉、福島両県で死亡した10人のうち半数の5人が、水没した車内などで亡くなる「車中死」だったことが分かった。台風19号でも同様の犠牲者が多く出ており、国は注意を呼びかけている。

 大雨による死者は27日現在、千葉県で9人、福島県で1人。両県や警察、消防などによると、このうち千葉の4人と福島の1人が「車中死」だった。

 千葉県長南町では、道路の冠水で水没した車の中から男性(91)の遺体が見つかった。町内の別の場所では道路の水が引いた後、水没で立ち往生していた車のすぐ近くで、乗っていた男性(81)の遺体が発見された。

 一宮川が氾濫した同県長柄町では、男性(88)が車内で見つかり、死亡が確認されるなど2人が亡くなった。移動中に車ごと流され、車内で身動きが取れなくなったとみられる。

 福島県相馬市では、長男(38)と車で移動中、車ごと流されたとみられる母親(61)が遺体で見つかった。長男は行方不明のままで、27日も捜索が続いたが、発見には至らなかった。

 日本自動車連盟(JAF)によると、乗用車は水深30センチ程度の道を時速30キロで走行すると、巻き上げる水がエンジンルームに入って停止する可能性がある。水深60センチでは時速10キロでしばらく走ることができるが、やがてエンジンが止まるという。内閣府は、災害時の避難は原則的に徒歩にするよう求めている。

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