「白いダイヤ」ウナギの稚魚密猟、罰金300倍に

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 ウナギの稚魚(シラスウナギ)の密漁を防ぐため、水産庁は、密漁に対する漁業法の罰則対象にシラスウナギを加え、法定刑の上限を「懲役3年または罰金3000万円」とする方針を決めた。都道府県ごとの規則で定める現行の「懲役6月または罰金10万円」から大幅な罰則強化となる。2023年から適用する方針。

 現行では、シラスウナギの密漁に対する罰則は、各都道府県が「漁業調整規則」で定める。水産庁は今後、漁業法の罰則対象となる「特定水産動植物」にシラスウナギを指定する。また、アワビとナマコも指定し、いずれもシラスウナギと同じ法定刑とする。アワビとナマコの密漁の罰則は現行の漁業法で「懲役3年または罰金200万円」とされており、新しい罰則は20年から適用される見通し。

 罰則強化の背景には、漁獲量の減少と密漁の横行がある。水産庁によると、シラスウナギの国内漁獲量は今年3・7トンで、統計を取り始めた03年以降で最低を記録。取引価格は1キロ200万円を超す高値が続き、「白いダイヤ」と呼ばれて密漁が横行している。

 アワビの18年の漁獲量は約900トンで、10年前の半分近くまで減少しているほか、「黒いダイヤ」と呼ばれるナマコも高級食材として中国などで人気を集め、密漁が後を絶たない。

 海上保安庁によると、シラスウナギやアワビなどの密漁の摘発件数は、過去5年間(2014~18年)で年間2500件前後で推移している。同庁の担当者は、「密漁が常態化し、密漁者とのいたちごっこが続いている」と話し、危機感を強めていた。

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873699 0 社会 2019/10/30 23:33:00 2019/10/30 23:33:00 2019/10/30 23:33:00

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