ローマ法王のミサ、袴田元被告を招待…死刑廃止訴える狙い
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【ローマ=笹子美奈子】日本のカトリック教会が、23日に訪日するローマ法王フランシスコのミサに袴田
袴田元被告は1966年に静岡県清水市(現・静岡市清水区)で一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑判決を受けた。現在は、静岡地裁の再審開始を取り消した東京高裁の決定を不服として、最高裁に特別抗告している。支援団体によると、1984年にカトリックの洗礼を受けている。
法王フランシスコは死刑に反対で、2018年、カトリックの教義を変更し、死刑を全面的に容認しない方針を明確にした。今回の招待は、死刑制度廃止を訴える狙いとみられる。
ミサは東京ドームなどで行われる予定だ。
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