27歳消防署員、「組織に抗議」の自殺…調査委が報告書

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 山口県宇部市の宇部中央消防署に勤務していた松永拓也さん(当時27歳)が1月に自殺し、遺族が職場のパワーハラスメントが原因と訴えている問題で、弁護士3人による外部調査委員会が、不祥事などを巡って組織に不信感を募らせ、抗議のために自殺したと考えられるとする報告書をまとめたことがわかった。遺族が2日、明らかにした。

 遺族側の代理人弁護士によると、8月にまとまった報告書では、職場であった窃盗事件の全容が明らかにされず、金銭問題を起こした職員が懲戒処分されないことなどに、松永さんが不満や不信感を募らせたと指摘。上司に叱責しっせきされたことなどが契機となり、「組織の改善を期待し、または抗議のために自死を決意したものと考えられる」と結論付けた。

 一方、叱責した上司の対応は適切性に欠けるとしながらも、「パワハラに該当するとは言いがたい」とした。

 県庁で記者会見した松永さんの父哲也さん(62)は、「拓也のような人が二度と出ないように職場の改善を進めてほしい」と訴えた。調査委を設置した宇部・山陽小野田消防組合の石部隆消防長は「調査結果を厳粛に受け止めており、原因究明に向けて内部調査を実施している。今後、しかるべきタイミングで公表する」とコメントした。

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930361 0 国内 2019/12/03 07:41:00 2019/12/03 08:23:40 2019/12/03 08:23:40

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