ゴーン被告「逃亡」機に人が入れる大型荷物…保安検査の義務なし

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 会社法違反(特別背任)などで起訴された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が国外へ逃亡した事件で、ゴーン被告が乗ったとみられる関西空港発のプライベートジェット(PJ)に、人が入れるほどの大きさの荷物が積み込まれていたことが関係者の話でわかった。PJの荷物は保安検査が義務付けられておらず、この荷物もX線検査を受けていなかったという。

 東京地検特捜部と警視庁は、ゴーン被告が荷物の中に潜んで出国した可能性があるとみて、入管難民法違反(不法出国)の疑いで捜査している。また、地検は5日、裁判所の令状に基づき、弁護団が保管していたゴーン被告のパスポート3冊を差し押さえた。

 関空では、昨年12月29日午後11時10分に出発し、約12時間後にトルコのイスタンブールに到着したPJが確認されている。ゴーン被告はこのPJに搭乗し、トルコで別のPJに乗り換えた上で、30日にレバノン入りしたとみられている。

 関係者によると、関空発のPJに積み込まれた複数の荷物の中には、人が入れるほどの大きさのものも含まれていたが、X線などの保安検査を受けずに機内に積み込まれたという。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、トルコ当局に近い関係筋の話として、ゴーン被告が関空で音響機器の運搬に使われる大型の黒い箱に潜んでいたと報じている。

 関空など国内の主要空港では、PJの利用者向けの専用施設などが設けられ、そこで出国審査や保安検査などを受けてスムーズに搭乗できるようになっている。

 国土交通省によると、航空会社の利用客は出発前に空港で荷物のX線検査などを受けるが、PJなどの利用者にはこうした義務はなく、機長が必要性を判断している。保安検査は密出入国防止ではなく、危険物の機内持ち込みを防ぐ目的で実施されているためで、国交省の担当者は「顔見知りの利用が多いPJではハイジャックなどが考えづらく、検査が義務化されていない」としている。

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984081 0 国内 2020/01/05 20:15:00 2020/01/06 09:17:11 2020/01/06 09:17:11

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