「校長らがいじめ封印、闇に葬った」市に賠償命令…東京高裁

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 東京都府中市の市立小学校に通学していた20歳代の女性が、いじめで心的外傷後ストレス障害(PTSD)に陥り、学校側の対応で症状が悪化したとして、市に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は22日、約750万円の支払いを命じる判決を言い渡した。野山宏裁判長は「校長らがいじめを封印して闇に葬り、PTSDを長期化させた」と指摘した。

 判決によると、女性は小学6年だった2002年、同級生から蹴られ、水を浴びせられるなどのいじめを連日受けて不登校になった。

 1審・東京地裁立川支部は「学校側はいじめを知らなかった」として請求を棄却したが、2審は、女性が不登校になった後、複数の児童からいじめがあったとの声が寄せられ、女性を診察した精神科医も「いじめによるPTSDだ」と指摘していたと認定。しかし、校長らは十分な調査をせず、いじめはないと結論付けていたとした。

 女性は卒業後に自殺未遂を起こして入院するなど仕事が困難となり、判決は、仕事に就いていれば得られたはずの利益や慰謝料などの支払いを命じた。

 市は「判決内容を精査し、対応する」とコメントした。

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1014336 0 社会 2020/01/22 22:20:00 2020/01/22 22:20:00 2020/01/22 22:20:00

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