感染した運転手、中国客を乗せて山梨県内を3回巡る

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 中国・武漢市への渡航歴がない日本人で初めて新型コロナウイルスの感染が確認された奈良県在住の男性バス運転手(60歳代)が今月、中国人観光客を乗せて奈良市の奈良公園と山梨県を訪れていたことが29日、わかった。

 奈良県などによると、運転手は今月8~11日と12~16日、18~22日の3回にわたり、中国の武漢市や大連市から来たツアー客を乗せて東京―大阪間などでバスを運転。このうち武漢市からの観光客を乗せた12~16日のツアーでは、成田空港から各地を回った後、16日に奈良公園に立ち寄った。さらに18日から中国・大連市のツアー客を乗せた際も最終日の22日に同公園を訪れた。客はいずれも1時間程度、公園内を散策。運転手はバスの中で待機していたという。

 29日に県庁で開かれた対策本部会議で荒井正吾知事は「車内で感染したと推察される」と述べ、感染防止対策に万全を期すよう指示した。

 一方、山梨県は29日、運転手が計3回、中国人客を乗せて県内を巡っていたと明らかにした。

 県によると、県内に来たのは武漢市の観光客を乗せたツアー中の今月9~10日と12~13日のほか、大連市の観光客を乗せたツアー中の19~20日で、運転手は県内に宿泊した。3回とも運転手は宿泊先のホテルからほぼ外出しなかったという。

     ◇

 奈良公園に近く、訪日外国人が多く訪れる世界遺産・春日大社では巫女(みこ)らがマスクを着用し、参拝者に対応。広報担当者は「普段通り参拝していただけるように一刻も早い事態の沈静化を祈っている」と話した。

 公園近くのビジネスホテルでは27~29日、中国人団体客の宿泊キャンセルが計約120人に上った。経営者の女性(51)は「風評被害が心配で、県など公的機関には適切な情報発信をしてほしい」と要望した。

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