発症しても症状は軽いケースが多い…高齢者や持病がある人、重症化しやすい

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 新型コロナウイルスについて、感染力は強いものの、発症しても症状は軽いケースが多い可能性があるとする見解を国立国際医療研究センター(東京都新宿区)の医師が明らかにした。2日、金沢市内で開かれた日本臨床微生物学会で報告した。

 同センターは、政府が中国・武漢市に派遣したチャーター機で1月29~31日に帰国した在留邦人の大多数の健康状態をチェックした。帰国した計565人のうち、1日までに8人からウイルスの陽性反応が出ており、同センターの忽那賢志くつなさとし・国際感染症対策室医長は「陽性反応が出る割合が高い」との認識を示した。

 この8人を含めて国内で見つかった感染者は、発症してもすでに快方に向かっている人もいる。無症状の人もいて、「これまでのところ、症状は軽くて済む場合が多いようだ」との見方を示した。一方、なかなか診断がつかなかったケースもあったと報告した。

 忽那医師は終了後、読売新聞の取材に対し、「武漢では軽症者がきちんと把握されていない可能性があり、致死率は現状の2%程度から下がる可能性がある」と指摘した。その上で、高齢者や持病がある人は重症化しやすく、予防策を徹底するよう呼びかけた。

手洗い 指先、爪も

 新型コロナウイルスの感染を防ぐには、丁寧に手を洗うことが大切だ。

 水でぬらした手にせっけんをつけ、両手を合わせて、手のひらと甲をしっかり洗う。指と指の間は、両手を組むようにしてこする。

 指先や爪の間にも汚れがある。爪を立てるようにし、反対の手のひらでゴシゴシ洗う。親指は、もう一方の手のひらで包むようにしてきれいにする。手首の汚れも忘れずに落とす。最後は、水でよくせっけんを洗い流す。手洗いをした上でアルコール消毒をすると、より効果的だ。せっけんがない場合は、流水でしっかり洗う。

 東北医科薬科大の賀来満夫特任教授(感染制御学)は「(コロナウイルスが原因の)SARS(重症急性呼吸器症候群)などの場合、便からウイルスが検出されることもある。トイレの後に手洗いを徹底することも重要だ」と話している。

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1033434 0 社会 2020/02/03 05:00:00 2020/03/10 11:42:24 2020/03/10 11:42:24 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/02/20200203-OYT1I50005-T.jpg?type=thumbnail

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