チャーター機第4便が到着…症状ない帰還者、埼玉・和光市で経過観察へ
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新型コロナウイルスによる肺炎が拡大している中国湖北省に在留する邦人や中国籍の配偶者らを乗せた政府のチャーター機第4便が7日午前、羽田空港に到着した。今回の派遣で、湖北省に在留していた邦人の帰国希望者のほとんどが帰国し、チャーター機派遣による邦人退避は一区切りとなった。
7日に帰還したのは198人で、国・地域の内訳は日本119人、中国77人、台湾2人。1月28~30日に派遣されたチャーター機3便を含め、計763人が帰還した。今回の帰還者のうち、症状のある人は感染症指定医療機関に搬送され、症状がない人は埼玉県和光市の「税務大学校和光校舎」に移動し、経過観察のため滞在する。
菅官房長官は7日午前の記者会見で、「湖北省内の邦人のうち、希望する方の大部分が帰国を実現した」と述べた。湖北省内には帰国希望者がまだ数人残っており、政府は今後も帰国支援を続ける。
外務省は6日付で、湖北省以外にも、重慶市や浙江、山東、黒竜江、江蘇省などの15市で移動を制限する措置が取られているとして、在留邦人への早期の一時帰国を促す海外安全情報(スポット情報)を出した。