覚醒剤密輸「LCCショットガン方式」急増、成田税関「極めて深刻な状況」

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 東京税関成田税関支署は、成田空港で2019年に摘発した覚醒剤の密輸事件は144件、押収量が393キロに上ったと発表した。いずれも過去最多を更新した。タイから格安航空会社(LCC)の便を使って、小分けにした覚醒剤を複数人で運ぶ「ショットガン(分散)方式」と呼ばれる密輸の摘発が急増しており、税関は警戒を強めている。

 19年の摘発は前年の45件から3倍以上に増え、過去最多だった11年の116件を超えた。運び出された国別で見ると、タイ44件、メキシコ19件、マレーシア15件で、この3か国で全体の半数超を占めた。

 中でもタイは、前年の5件から急増。同支署によると、LCCの増便に伴い、密輸組織が多数の「運び屋」を現地で雇い、ツアー客に紛れ込ませて覚醒剤を日本に送っているという。19年は、6月にタイ人の女の5人グループが計18キロを持ち込もうとするなど、少なくとも8組が同様の手口の密輸で摘発された。

 押収量は前年(60キロ)の約6・5倍となり、過去最多だった13年の269キロを大きく上回った。2月にカナダから持ち込もうとして、摘発されたカナダ国籍の男の押収量は、航空旅客としては国内最多の30キロだった。

 同支署は「覚醒剤の密輸は極めて深刻な状況だ。検査機器のフル活用、国内外の捜査機関との連携強化で、より取り締まりを強化したい」としている。

 同支署は、19年の金の密輸事件の概況も発表した。28件摘発し、押収量は計49キロ。ピークだった17年の391件、1782キロから減少が続いているものの、消費税が10%に引き上げられた10月以降に16件を摘発しており、増加の兆しがみられるという。

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1057687 0 社会 2020/02/17 15:14:00 2020/02/17 15:14:00 2020/02/17 15:14:00

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