犬の殺処分、年に1522匹…6年連続全国ワースト1位の県

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 香川県内で2018年度に殺処分された犬は1522匹で、6年連続全国ワースト1位だったことが環境省の調査などからわかった。県と高松市が犬猫の譲渡などを行う施設を昨年3月にオープンさせたことなどから、19年度は減少傾向だが、県は「飼い主は最後まで責任を持つ必要がある。野良犬への無責任な餌やりは不幸な結末をもたらすのでやめてほしい」とする。(高山智仁)

 都道府県別の順位は、環境省が昨年末に公表した各都道府県や政令市、中核市別の犬や猫の殺処分のデータを基に、県が集計した。

 県生活衛生課によると、温暖な環境や住宅地と犬の隠れ家になりうる小高い丘などが近接している場所が多く、餌を手に入れやすい県内では野良犬の繁殖が多い。放置をすると、さらなる繁殖や、感染症、排せつ物での衛生環境の悪化などにつながることから捕獲を強化している。

 捕獲したり保健所などに持ち込まれたりして収容した犬の数は、2620匹と前年度から153匹増加。一方で、ホームページで迷い犬などの収容状況を周知したり、譲渡活動を強化したりしたことで、殺処分した数は前年度から189匹減少し、1522匹となったが、全国ワースト1位だった。収容された犬のうち、殺処分された犬の割合を示す殺処分率は8年連続ワースト1位だった前年度から11・3ポイント低下し、58・1%で2位だった。

 昨年3月には、県と高松市が共同で、犬猫の保護やしつけ、譲渡希望者へのマッチングなどを行う「さぬき動物愛護センターしっぽの森」を開設した。それに伴い、19年度は1月末時点(速報値)で、譲渡数が982匹と前年度から211匹増加。殺処分数は726匹と600匹減少しているという。

 一方、猫の18年度の収容数は1102匹と37匹増加し、殺処分数は739匹と82匹増加し、殺処分率は5・4ポイント増の67・1%だった。それが19年度は1月末時点(速報値)で見ると、収容数が前年度同期比で127匹減の947匹、殺処分数が293匹減の429匹と、ともに大幅に低下している。

 同センターを通じて譲渡された犬猫の避妊・去勢には上限2万円の補助も受けられる。同課の担当者は「できる限り譲渡数を増やして大切な命を守りたい」としている。

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1066292 0 社会 2020/02/22 08:19:00 2020/02/22 08:19:00 2020/02/22 08:19:00

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