乗客ら順次帰宅へ「とにかくほっとした」…本日中に500人下船

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クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」からの乗客の下船を控え、大黒ふ頭に到着した多くのバス車両(19日午前、横浜市鶴見区で)=若杉和希撮影
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」からの乗客の下船を控え、大黒ふ頭に到着した多くのバス車両(19日午前、横浜市鶴見区で)=若杉和希撮影

 新型コロナウイルスの集団感染が起き、横浜港で停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で19日午前、乗客らの下船が始まった。発熱などの症状がなく、ウイルス検査で陰性だった人が対象で、厚生労働省によると、船内に残る乗客乗員約3000人のうち、同日中に乗客約500人が下船する見込み。3日夜の横浜帰港以降、感染拡大を防ぐために船内で隔離状態に置かれていた乗客らは順次、帰宅する。

乗客の下船が始まったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(19日午前11時13分、横浜市鶴見区の大黒ふ頭で、読売ヘリから)=伊藤紘二撮影
乗客の下船が始まったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(19日午前11時13分、横浜市鶴見区の大黒ふ頭で、読売ヘリから)=伊藤紘二撮影

 下船は19日午前11時頃から始まり、マスクをしてキャリーバッグなどの大きな荷物を持った人たちが、横浜港で待機していたバスやタクシーに向かった。同省は、残る乗客についても21日までに下船させる方針。同船の運航会社側によると、乗員については、乗客の下船後に、国と調整して対応を検討するという。

 1月20日に横浜を出港し、海外を周遊していた同船では、途中の香港で下船した乗客の感染が判明。このため、同省は2月3日夜の横浜帰港以降、船内で検疫を行い、乗船者の健康チェックを続けていた。

 同省は当初、発熱やせきなどの症状がある人や、そうした人と接した人たちに絞って検査を行い、陽性と判明すれば入院の措置を取る一方で、無症状の人や陰性の人たちは早期に下船させる方針だった。

 しかし、5日に10人の感染が判明。同省は早期下船の方針を取りやめ、ウイルスの潜伏期間を考慮して、5日から14日間、乗客らに船室内での待機を求めた。船内ではその後も次々と感染者が判明し、3711人いた乗船者のうち、18日までに延べ2404人の検査結果が出て、計542人の感染が分かっている。

 同省は、乗客らが5日以降、船内で他の乗客らと接触せずに過ごしてきたことから「14日間を過ぎて症状がなく、検査で陰性とわかれば感染のおそれはない」とみており、下船後、乗客らは日常生活に戻る。ただ、家族など同じ部屋で感染者が出た場合はさらに14日間、健康状態確認のため、船内などにとどまってもらう。

 妻(70)とともに下船した東京都港区の男性(77)は「疲れたが、とにかくほっとしている。クルーズ船の旅は好きでよく参加していたが、こんなことは初めて。早く自宅に帰ってゆっくり過ごしたい」とマスク姿で話した。

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1060618 0 社会 2020/02/19 11:12:00 2020/03/09 13:16:13 2020/03/09 13:16:13 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客を乗せるために集められたと見られるバス(19日午前10時2分、横浜市鶴見区で)=若杉和希撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/02/20200219-OYT1I50027-T.jpg?type=thumbnail

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