メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
住宅情報サイトを運営する「リクルート住まいカンパニー」が公表した2020年の「住みたい街ランキング関東版」では、「恵比寿」(JR山手線)が2位、「吉祥寺」(JR中央線)が3位に選ばれ、3年連続で同順位を維持した。一方、昨年は32位だった「赤羽」(JR京浜東北線)が17位と大きく順位を上げた。
同社は1月、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城に住む20歳から49歳の男女を対象に、インターネットで「住んでみたい駅」と「住んでみたい自治体」を三つずつ選択する方式でアンケート調査を実施。有効回答数7000人の結果を順位付けした。結果は、1位が横浜で3位までは3年連続で同じ顔ぶれになった。そのほかの都内では、目黒、品川、新宿、池袋、中目黒の順で5位から9位に入った。
赤羽駅近くにある赤羽一番街商店街振興組合の山県純子事務局長(49)は「鉄道は複数の路線が利用可能な上、商店街だけでなく大型商業施設もあって利便性が高い。近年、漫画やドラマの舞台になって知名度が高まったからでは」と躍進の理由を分析。山県事務局長は「今後は官民で災害に強い街を目指していきたい」と語った。

恵比寿と吉祥寺は、都内に住む人から高い支持を得た。調査が始まった2010年から15年まで連続1位だった吉祥寺の関係者は、上位維持に一安心の様子。地元商店会などでつくる「吉祥寺活性化協議会」の和久津豊会長(60)は「横浜や恵比寿といった大きな街に続いていることは、前向きに捉えたい。もっと魅力を発信し、選んでもらえる街にしていきたい」と話した。