医師が感染、微熱・せきあっても外来診療…群馬知事「誠に遺憾」

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 群馬県は14日、新型コロナウイルスの感染者が県内でさらに2人増えたと発表した。すでに感染が確認された看護師が勤務する群馬県大泉町の診療所「ましも内科・胃腸科」の男性医師とその妻で、ともに同町在住の70歳代。医師は看護師よりも先に微熱やせきの症状が出ていた。県は院内感染とみている。県内の感染者は計5人となった。

 発表によると、この医師は重症で、集中治療室で治療中。妻も入院中だが、容体は安定しているという。

 医師は発症後も外来診療や患者の往診をしていたことがわかっており、県は、診療所の患者58人(往診先含む)ら計67人を濃厚接触者と特定し、2週間の健康観察を始めた。

 医師は4日から微熱やせきの症状があったが、同日から11日までマスクを着け、診療所内の外来診療や、太田、館林保健所管内の患者宅に往診に行っていた。看護師の感染が判明した12日、その濃厚接触者とされた。13日に強い倦怠けんたい感と息切れの症状が出て「帰国者・接触者外来」のある医療機関を受診、入院した。

 妻は7日からせきの症状があり、9日に発熱。せきが続いたため、夫と同様、13日に保健所に相談したうえで医療機関を受診したところ肺炎とわかり、入院した。妻の濃厚接触者は調査中という。

 山本知事は14日夜に臨時の記者会見を開き、この医師がせきなどの症状が出た後も診療を続けていたことについて「誠に遺憾」と述べた。症状が出たのが看護師よりも早かったことから、「医師から(看護師に)感染した可能性が高い」とも指摘した。

 診療所がある大泉町の村山俊明町長は14日夜、取材に対し「誰よりも感染症対策を講じている医師の感染で、町民は一層不安を募らせている。防災無線を使い、改めて対策強化を町民に促す」と話した。

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