3連休中の往来自粛、大阪と兵庫の両知事が呼びかけ
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新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大阪府の吉村洋文知事は19日、大阪府と兵庫県との往来を20~22日の3連休中、自粛するよう要請した。両府県ではクラスター(感染集団)が確認されており、感染の急拡大を防ぐ狙いがある。
兵庫県の井戸敏三知事も19日の記者会見で、大阪など他の地域との間で不要不急の往来を自粛するよう求めた。
吉村知事によると、18日に国の感染症対策の専門家から、兵庫県で感染者1人がうつす平均人数を表す「実効再生産数」の値が1を超え、大阪府でも感染ルートが特定できない陽性者が相次いで確認されているとの分析結果が伝えられた。その上で、今後3週間にわたって、行楽など不要不急の往来自粛や、大規模イベントの自粛継続などを住民に呼びかけるよう提案があったという。
吉村知事はこれを受け、「感染拡大を防ぎながら、経済活動をしていく必要がある」として、20日からの3日間、両府県間の往来自粛を呼びかけた。
吉村知事は19日夕、府庁で記者団に対し、「両府県でいつ爆発的な感染が起きてもおかしくない状況だ。両府県は経済圏域が一体で、連休中に行き来を計画している人もいると思うが、感染拡大を防ぐため自粛をお願いしたい」と述べた。