国内感染者、渡航者など新たに40人確認…死者は50人に
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新型コロナウイルスの感染拡大で、国内では23日、計40人の感染が確認された。渡航歴がある人などの感染が相次いでおり、愛知県では米国から帰国した男性1人が死亡した。感染による死者は計50人となった。
愛知県岡崎市によると、米国から帰国後に発熱などで救急搬送された80歳代男性が死亡。その後の検査で陽性と判明した。男性は今月11日に米ニューヨークから帰国し、発熱のため自宅療養していたが、22日に同市内の病院に運ばれていた。
また、千葉県では、日本貨物航空(千葉県成田市)の外国籍の男性社員3人が感染。3人は今月中旬、オランダ滞在後にイタリアを経由して成田空港から入国した。同社では、同じ便で入国した別の3人の感染もわかっている。
東京都では、いずれも都内に住む30~70歳代の男女16人の感染が確認され、このうち5人にカナダ、フィリピンなどへの渡航歴があった。青森県八戸市では、70歳代の夫婦の感染が判明した。夫が今月中旬までスペインを旅行していた。同県内での感染確認は初めて。
一方、厚生労働省は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた70歳代の日本人男性2人が、22日に死亡したと発表した。感染の有無については、いずれも「遺族の意向」として公表していない。