感染者ゼロの鳥取県、転入者に2週間程度の外出自粛要請へ
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国内で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されてから84日目。大阪、兵庫など7都府県を対象に緊急事態宣言が出された。
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大阪府と兵庫県に隣接する自治体の首長らは住民に、改めて不要不急の外出自粛を求めた。感染者が出ていない鳥取県からは「安易な移動は控えて」との声があがった。
京都府の西脇隆俊知事は報道陣に「京都府が(緊急事態宣言の)指定区域に準じた感染状況であることは間違いない。人の往来を含め、強力な対応を検討しなければ」と述べた。奈良県の荒井正吾知事も「一人一人がうつらない、うつさないための取り組み徹底を強くお願いします」とした。
鳥取県の平井伸治知事は「軽い気持ちで来られるのは、『移動や接触を控える』という感染対策の本質に反する」と、自制を求めた。仕事や進学などのやむを得ない理由で緊急事態宣言の対象区域から転入してきた人に対しては、2週間程度の外出自粛などを求める方針を明らかにした。