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金沢の精神科医が感染、岐阜のナイトクラブ利用…病院側「軽率極まりない」

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感染が判明し、岡部病院から別の医療機関に搬送される入院患者
感染が判明し、岡部病院から別の医療機関に搬送される入院患者

 金沢市の岡部病院は8日、同病院に勤務する30~40歳代の男性精神科医3人と60歳代の入院患者の女性1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。石川県内で医師の感染が確認されるのは初めてで、院内感染の可能性がある。医師のうち1人は、岐阜市で4日に感染が確認された岐阜大医学部付属病院の医師3人とともに、クラスター(感染集団)が発生した同市のナイトクラブを利用していた。また、石川県は8日、新たに20~70歳代の男女11人の感染を確認したと発表し、県内の累計感染者はこれで66人となった。

 石川県や岡部病院によると、30歳代の男性医師は3月26日に勉強会で岐阜市を訪れ、同日夜にナイトクラブを利用。県内に戻った後、3月27日と30日~4月3日に病院で勤務した。4日に岐阜市から連絡を受けて同席者の感染を知り、7日に検査したところ、陽性と判明した。

 男性医師は気管支炎で軽症だが、ほかの医師2人は38度台の発熱があり、入院患者の女性は肺炎と診断されて中等症だという。女性は治療のため、8日に別の医療機関に搬送された。

 感染の判明を受け、同病院は8日から、全ての外来診療とデイケア、訪問看護を中止。また、感染した医師らと食事などをともにした50歳代の女性医師と、60歳代の男性医師の2人を自宅待機とした。同病院では、医師9人を含む計約250人の職員と約280人の入院患者について、発症した医師との接触歴などの調査を進めているが、現時点で病院再開のめどは立っていないという。

 病院の入り口には、外来診察の休止を伝える案内が貼り出され、訪れた患者や家族からは戸惑いの声が聞かれた。

 妻が入院中の60歳代男性は「面会が一切できなくなってしまいもどかしい」と語り、感染した医師がナイトクラブを利用していたことについては「医師としての認識があまりにも低い」と憤った。

 同病院の吉田洋事務部長は読売新聞の取材に対し、「ナイトクラブに行った医師の行動は軽率極まりない。院内での感染の拡大防止に努めていきたい」と述べた。

 石川県内で8日に新たに感染が判明したのは20~70歳代の男女11人で、金沢市や白山市、かほく市、小松市に居住。6人が肺炎と診断されたが、重症者はいないという。

 県健康福祉部の北野喜樹部長は記者会見で、「繁華街でお酒を飲む会合に出席したとして医療機関に相談される方が多い」と感染者の傾向について言及。接客を伴う飲食店など「密閉」「密集」「密接」の3密の状況を回避するよう求めた。

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1156378 0 社会 2020/04/09 10:57:00 2020/04/09 17:38:48 2020/04/09 17:38:48 陽性が判明し、金沢市内の別の病院に搬送される女性患者(8日午前11時4分、金沢市で)=祢宜雄一撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/04/20200409-OYT1I50000-T.jpg?type=thumbnail

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