疫病封じの「妖怪アマビエ」SNSで話題

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の発令などで重苦しい空気が広がる中、江戸時代、病の流行を封じると信じられた妖怪「アマビエ」に注目が集まっている。兵庫県西宮市大社町の広田神社は、アマビエの姿を描いた護符を用意。尼崎市の三和本通商店街には、バルーンアートのアマビエがお目見えした。(北口節子)

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広田神社で参拝者に無料で配布しているアマビエの護符(西宮市で)
広田神社で参拝者に無料で配布しているアマビエの護符(西宮市で)

 広田神社の護符は、禰宜ねぎの嶋津宣史さん(53)が発案。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で、アマビエが話題になっているのを知り、江戸時代の瓦版の絵を参考に作製し、3月19日から参拝者に無料で配布している。嶋津さんは「簡易なものだけれど、お参りに来た人が、暗い雰囲気から少しでも開放されれば」と願う。

西村さん(左)が風船で作り上げたアマビエ(尼崎市で)
西村さん(左)が風船で作り上げたアマビエ(尼崎市で)

 阪神尼崎駅近くの三和本通商店街でも、振興組合の鶴留朋代副理事長と市内に住むバルーンアーティスト西村剛さん(35)が、沈みがちな地域を盛り上げようとアマビエに着目。西村さんが風船50本を使って数時間かけ、バルーンアートのアマビエを制作した。

 髪の毛はピンク、体のウロコは緑や薄い黄などの風船で表現。立体的でかわいらしく仕上げた。時間がたてばしぼんでしまうが、18日頃までは同商店街内の「来恋夢くるむ神社」横に展示し、買い物客の目を楽しませる。

 バルーンの横では、アマビエの塗り絵プリントも無料配布。同商店街では緊急事態宣言後も、大半の店舗が営業を続けており、鶴留副理事長は「みんなで頑張ろうという元気づくりになれば」と話す。

 ◆アマビエ=江戸時代末期、現在の熊本県の海に現れ、豊作や疫病などを予言したという妖怪。体はウロコに覆われ、顔にはくちばしのような口があり、「疫病が流行した際は、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と言って海へ帰ったと伝えられている。

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