感染症の指定機関、都立墨東病院で新たに11人の感染確認…新規受け入れ原則中止へ
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新型コロナウイルスの感染者が出ている東京都立墨東病院(墨田区)について、都と同病院は18日、記者会見を開き、入院患者ら11人の感染が新たに確認されたと発表した。累計の感染者は23人となり、院内で感染が拡大した恐れが高いという。
都などによると、11人は、すでに感染が判明した患者と接触した看護師ら職員・委託職員8人と、感染した看護師らが勤務する病棟の入院患者3人。同病院は感染症の指定医療機関で、感染症病棟でコロナウイルス感染者を受け入れているが、23人はいずれも一般病棟の入院患者や職員らだった。
同病院は20日から新規の外来患者や入院の受け入れを原則中止するなど診療体制を一部縮小するが、感染者の受け入れや救急医療などは継続する。上田哲郎院長は会見で「コロナは一筋縄ではいかないが、救急や周産期医療などはこのまま頑張りたい」と話した。