要請応じぬパチンコ3店舗、兵庫県が全国初の「休業指示」
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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、兵庫県が休業要請していた神戸市内のパチンコ店3店舗が1日午前から営業を続けていることがわかり、県は改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく「休業指示」を行った。県によると、指示は、全国初となる。
井戸敏三知事は1日午前、県庁で報道陣に、「今日も営業している店舗には指示の文書を交付させていただく」と述べた。
同法では、都道府県が事業者に対して休業を求める手続きには、「協力要請」「要請」「指示」の3段階があり、指示は、法的に従う義務が生じる最も重い措置。要請と同様、指示をした場合、店舗名などが公表されるが、罰則はない。
兵庫県によると、県内のパチンコ店は計391店あり、県は4月15日に休業への協力を求め、応じなかった7店舗に対し、同27~28日に休業要請を行い、店舗名を公表。その後、2店舗が休業した。
県は1日午前、残り5店舗の営業状況を確認。この結果、神戸市内の「フェニックス新在家」、「フェニックス摩耶店」、「フェニックス長田店」の3店舗が営業を継続しており、県は休業指示の手続きに入っていた。