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「警察に捕まるわけではない」「趣味奪われたらストレス」…70代母親連れたパチンコ客も

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県が休業指示を出した神戸市のパチンコ店。この日も開店前から多くの客が並んでいた(神戸市灘区で)
県が休業指示を出した神戸市のパチンコ店。この日も開店前から多くの客が並んでいた(神戸市灘区で)

 兵庫県が神戸市のパチンコ店3店舗に対し、全国初となる「休業指示」を出した1日、3店舗は朝から通常通り営業を始めた。「店が開いている限りは、やめられない」「趣味を奪われたらストレスがたまる」。そんな客でにぎわう店を、住民らは苦い表情で見つめた。

 灘区の国道沿いにある「フェニックス摩耶店」では午前9時前から客が並び始め、10時に開店すると、入場整理券を手にした約70人が店に流れ込んだ。

 「行きつけのパチンコ店が閉まってから、ずっとこの店」と言うのは、神戸市の男性会社員(35)。「どこに行っても感染の危険性は一緒。昼間のスーパーや商店街も混んでいるでしょ」と気にしていない様子だ。

 同じ灘区の「フェニックス新在家」では、店の立体駐車場に「なにわ」「奈良」「和歌山」など他府県ナンバーの車が続々と吸い込まれ、午前10時の開店と同時に約50人が入店した。

 大阪府池田市の会社員男性(50)は、自宅近くの店が休業したため、2日続けて70歳代の母親を連れて来たという。「休業が続くと趣味が奪われ、ストレスがたまる。どの店も休業したら諦めがつき金を使うこともなくなるから、それも良いかな」と心境を明かした。

 長田区の「フェニックス長田店」でも開店と同時に約50人が入っていった。客の中には別のパチンコ店で働いているという男性(30)も。「職場が休みになり、退屈しのぎで来た。パチンコをしても警察に捕まるわけではない。後ろめたい気持ちも少しはあるが、店が開いている限りはやめられない」と語った。

 店の混雑を、住民らは不安を抱いて見ていた。

 摩耶店の近くで飲食店を営む男性(70)は「パチンコ店名が公表されてから、混み出した。うちの店は営業を自粛しているけど、パチンコ店内で感染が広がったら責任を持てるのだろうか。自粛する店、しない店の差が激しい」と苦い表情。

 子連れで散歩していた女性(35)は「店名が公表された後も営業を続ける店にも、パチンコをしにくる客にも驚く。多くの人が集まる場所が近所にあることに怖さを感じる」と眉をひそめた。

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1199776 0 社会 2020/05/02 12:57:00 2020/05/02 12:57:00 2020/05/02 12:57:00 開店と同時に店内に入る客(午前10時3分、神戸市灘区のフェニックス新在家で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/05/20200502-OYT1I50023-T.jpg?type=thumbnail

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