PCR検査数「他国より明らかに少ない」…政府の専門家会議、センター増設求める

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 新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議が4日にまとめた提言では、日本国内でウイルス感染の有無を調べるPCR検査が進まなかった理由の分析も盛り込まれた。専門家会議は、地域の医師会や民間の検査会社が設置する「地域外来・検査センター」の増設などを求めた。

 専門家会議は、日本の人口10万人当たりの検査数が187・8件で、イタリア(3159件)、米国(1752・3件)、韓国(1198件)など他国と比べると「明らかに少ない」と指摘。検査の陽性率は5・8%で他国と比べて低いことから、「潜在的な感染者を捕捉できていないわけではない」としつつも、都市部を中心に「検査待ち」が多く報告されたことなどに注目した。

 検査が進まなかった理由としては、▽発熱などの症状を訴える人からの相談を受け付ける保健所が業務過多である▽検査を担う地方衛生研究所の体制が十分でない――ことなどを挙げた。感染者の中には急激に重症化する人もいることから、検査を拡充し、早期診断と適切な治療につなげることが必要だと訴えた。

 その上で専門家会議は、医師が必要と考える患者を迅速に検査できるよう、保健所を介さずに検査ができる「地域外来・検査センター」の増設や、防護具の確実な調達、検体採取をする人へのトレーニングなどを求めた。

 厚生労働省によると、国内のPCR検査の実施可能件数は現在、1日約1万6000件。政府が目標に掲げる「1日2万件」には達しておらず、実施件数も1日最大で9000件程度にとどまっている。

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1203261 0 社会 2020/05/04 22:52:00 2020/05/05 05:09:31 2020/05/05 05:09:31 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/05/20200504-OYT1I50041-T.jpg?type=thumbnail

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