東京のPCR検査「陽性率」、7日間平均で7・5%…都が初めて公表
完了しました
東京都は8日、新型コロナウイルスのPCR検査で検査数に占める感染者の割合を示す「陽性率」を初めて公表した。日によって検査件数が大きく変動するため、1日ごとに直近7日間の平均値を示しており、今月7日までの7日間の平均は7・5%だった。4月中旬に31・6%でピークに達して以降は下落傾向が続いている。
データには民間の医療機関が独自に実施した検査分がほとんど含まれていないため、都が実施した検査を中心に一部を分析した形だが、都は「一定の傾向を把握することはできる」としている。
陽性率は、検査件数によって変動する感染者の実数よりも、地域の感染状況を測る目安になるとされる。都は今回、PCR検査が始まった1月下旬以降のデータを分析。2月中旬に10%を突破後、3月下旬には20%を超え、4月中旬に31・6%と最も高くなった。4月17日には1日当たりの感染者が201人に達していた。大阪府では、7日間にわたって7%未満となることなどを休業要請解除の条件としており、大阪府の8日時点の7日間平均は2・7%だった。