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高さ5m「積みあがる古着の山」…感染拡大で輸出できず、焼却処分する自治体も

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輸出できずに業者の倉庫に山積みになった古着(15日、大阪府守口市で)=東直哉撮影
輸出できずに業者の倉庫に山積みになった古着(15日、大阪府守口市で)=東直哉撮影

 新型コロナウイルスの影響で古着リサイクルに支障が生じている。自治体などが収集した古着は、多くが海外で再利用されるが、世界的な感染拡大で輸出ができなくなっているためだ。各地の集積所が満杯になり、京都市などは既に回収を中止しており、大阪市も27日から取りやめる。保管場所がなく、集めた衣類の焼却処分を余儀なくされている自治体もある。

 環境省などによると、一般的に古着や古布のリサイクルは、自治体の委託などを受けた収集業者が倉庫でいったん保管。専門の輸出業者を通じ、海外の再処理工場に運ばれる。貿易統計では、2019年の中古衣類の輸出量は26万トンに上り、輸出先は東南アジア諸国が7割以上で、最も多いマレーシアが13万トンで、韓国4・4万トン、フィリピン3・8万トンなどだ。

 しかし新型コロナの影響で2月頃から輸出が停滞した。海外の港湾施設の機能が停止したり、現地工場も操業を止めたりしたためで、海外への古着流通は、ほぼストップした状態となった。

 こうした状況を受けて、業者の保管場所には古着が積み上がっている。

 大阪府守口市にあるリサイクル会社「仲商店」(本社・神戸市)の集積施設では、3月頃から古着が滞留し始め、5月半ばには床から5メートルほどの高さに。管理する大阪支店営業部長の仲清寿きよかずさん(46)は、「これ以上の受け入れは厳しい。早く収束すればいいのだが」とため息をつく。

 各自治体は相次いで、古着の収集を中止しており、大阪市では27日から当面の間、衣類の収集を停止する。市所有の施設2か所で計330トンを保管できるが、衣替えの今の時期は古着の量が多く、昨年は5月だけで約400トンに上った。5月末には満杯になる見込みで、中止せざるを得ないという。

 京都市や兵庫県西宮市などは既に取りやめている。

 一方で、東京都府中市や新潟県長岡市のように、市民サービスの維持のため、回収は続ける一方で、集まった古着については、焼却処分に踏み切る自治体も出てきている。

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1232580 0 社会 2020/05/21 14:34:00 2020/05/21 14:34:00 2020/05/21 14:34:00 コンテナで保管可能な量を超え、倉庫内に山積みにされる古着(15日午後2時37分、大阪府守口市で)=東直哉撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/05/20200521-OYT1I50044-T.jpg?type=thumbnail

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