全国有数のスイカの産地として知られる千葉県富里市で、出荷作業が最盛期を迎えている。昼と夜の寒暖差がある時期に育てるため、糖度の高さが自慢という。
市内の農家約180軒が栽培し、今期の出荷目標は約84万個。出荷作業では一つ一つの玉をたたいて中に空洞がないか調べ、重さや形も丁寧に確認する。
最盛期を迎えたスイカの出荷作業(3日、千葉県富里市で)=菅野靖撮影 生産者の篠原弘安さん(60)は「5月以降は天候に恵まれ、出来は上々。おいしいスイカを食べて気分を明るくしてほしい」と話す。出荷は首都圏を中心に7月中旬まで続く。