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ラーメン移動販売、チャルメラのメロディーと共に復活…20年ぶり

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ラーメンを客に手渡す丸山寿子さん(4日、北海道函館市で)
ラーメンを客に手渡す丸山寿子さん(4日、北海道函館市で)

 北海道函館市の温泉地に常駐していたラーメン屋台が、新型コロナウイルスの感染拡大でインバウンド(訪日外国人客)や観光客が減った影響で営業が成り立たず、昔ながらの「チャルメラ方式」に変えて生き残りを図っている。「3密」を避けるため、テイクアウトに絞った営業スタイルだが、約20年ぶりの移動販売再開に、「昔の味が戻ってきた」と市民の心を温めている。

 「チャララ~ララ♪ チャラララララ~♪」。チャルメラのメロディーが夕暮れの街に鳴り響くと、マイクロバスを改造した屋台「函館元祖バスラーメン」の周りは丼や鍋を持った地元の人でにぎわった。娘(2)と買いに来た男性(33)は「子どもの頃、夕方にチャルメラがよく流れていた。家族全員大好きな味」と笑みを浮かべた。

 屋台は1978年の開店。バスの車内後方に厨房スペースを設け、カウンター5席と小上がりが3席で、店長の丸山憲雄さん(75)と妻の寿子さん(75)夫婦が切り盛りしてきた。透明なスープに手作りチャーシューとメンマがのった函館名物の塩ラーメンが人気だ。

 当初は市内を巡っていたが、カップ麺の普及などで屋台人気が落ち込んだことから、20年ほど前からは市街地から車で20分ほどの湯の川温泉にバスを止めて営業するスタイルに変えた。

 近年は、温泉街に宿泊する中国や台湾、韓国など外国人観光客の間で話題になり、多いときには1日100杯以上を売り上げる人気店に。国内外のガイドブックにも掲載された。

 しかし、コロナ禍で同市を訪れる外国人宿泊客は激減。3月は前年同月比96%減となった。丸山さんは「一杯も売れない日もあった」と話す。そんな時、「久しぶりに丸山さんのラーメンが食べたい。家の前に来てくれないか」と昔の常連客から連絡があり、開業当初に使っていたチャルメラの音源を復活させ、3月から市内各地を巡っている。

 売り上げは以前の3割ほどだが、丸山さんは「また皆さんに食べてもらえるのは幸せ。まるで昔に戻ったかのよう」と話している。

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1292891 0 社会 2020/06/22 12:25:00 2020/07/03 19:52:30 2020/07/03 19:52:30 ラーメンを手渡しする寿子さん(4日午後6時26分、函館市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200622-OYT1I50049-T.jpg?type=thumbnail

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