製作が最盛期を迎えた「岐阜提灯」(岐阜市で) 岐阜市の伝統工芸品「岐阜提灯」の製作がお盆を前に、最盛期を迎えている。
年間5万~6万個を生産する明治時代創業の老舗「オゼキ」では職人たちが一つ一つ丁寧に和紙を貼り付けたり、顔料を使って秋の七草や菊の花を描いたりしている。インテリアとしても用いられ、小ぶりのものが人気という。
全国の百貨店や仏壇店などに出荷される。絵付けを担当する伝統工芸士の猪原崇光さん(46)は「新型コロナウイルスの影響で家族と室内で過ごす時間が増える中、先祖との絆を感じながら使ってもらえたら」と話している。