クラスター止まらぬ北海道、「昼カラ」含め新たに6か所

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 政府が緊急事態宣言を解除してから25日で1か月となる。北海道内では新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にあるが、24日に「昼カラオケ」を提供する小樽市の飲食店で道内23例目のクラスター(感染集団)発生が認定されるなど、依然として予断を許さない状況にある。道などが拡大の「第3波」に備えた態勢強化に取り組んでいる。

 道内では2月に北見市の北見綜合卸センターでクラスターが発生してから、計23か所でクラスターが確認された。政府の緊急事態宣言の解除後も、札幌市や小樽市で「昼カラオケ」をしていた4店舗と岩見沢市の美容室、勤医協中央病院(札幌市東区)の計6か所で新たにクラスターが発生。道内の感染者約1200人のうちクラスターの感染者は約500人で、全体の約4割を占めている。

 札幌市北区の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」では、入所者と職員計92人が感染し、入所者17人が死亡。道内最大のクラスターとなった。札幌市保健所の三觜みつはし雄所長は「施設でのクラスターで高齢者の感染が広がり、重症化する例が相次いだ」と述べた。

 24日までの1週間は、道内の新規感染者数が10万人当たり0・495人で、政府が緊急事態宣言解除の目安の一つとしていた「0・5人程度以下」を満たす。緊急事態宣言が解除された5月25日までの1週間は10万人当たり0・82人だった。

 鈴木知事は、感染経路が分からない感染者の著しい増加が見られないことなどを理由に、19日から札幌や他都府県との往来制限を解除した。しかし、道内では感染者の判明が続いており、道の担当者は「人の動きが活発化しつつある中で、これから感染状況がどうなっていくかが大事だ」と慎重な姿勢を示す。

第3波備え 医療提供強化へ

 道は、感染の「第3波」以降に備える医療提供体制などの充実強化にも力を入れている。

 PCR検査は、現在、1日当たり1400人程度の検査が可能だが、今後、さらに1日当たり1700人程度まで拡充する。感染拡大を防ぐためには、いかに早期に感染者を発見するかが課題で、検体採取に特化したPCR検査センターの増設も進める。

 病床数は約700床を確保しているが、入院者数は82人(24日現在)まで減っており、余裕がある状況だ。また、軽症者などを受け入れる宿泊療養施設について、札幌市内の3か所のほか、今後のクラスターの発生に備え、旭川、函館、北見、帯広、釧路の5市でも、状況に応じて速やかに宿泊療養施設を開設できるように準備している。

道補正予算案 最大3677億円…コロナ対策追加提案

 道は24日、新型コロナウイルス緊急対策の第4弾として、総額3677億円の2020年度一般会計補正予算案を開会中の道議会第2回定例会に追加提案した。道の補正予算案としては過去最大規模。

 補正予算案は、経済活動の段階的拡大を柱とし、市町村発行のプレミアム付き商品券に最大1割の割り増し分を上乗せするなどの事業費を盛り込んだ。

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1299630 0 社会 2020/06/25 07:56:00 2020/06/25 09:50:59 2020/06/25 09:50:59 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200625-OYT1I50029-T.jpg?type=thumbnail

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