クラスターの飲食店、週末には1日30~40人来客
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鹿児島市は2日、同市の接待を伴う飲食店従業員の男性7人(20~40歳代)が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。飲食店は1日に感染が判明した40歳代女性の勤務先で、市は女性を含めてクラスター(感染集団)が発生したとみている。女性と同居する40歳代男性も陽性と判明したほか、この飲食店とは無関係の女性の感染も確認され、県内の感染者数は21人となった。いずれも同市在住。
飲食店は船津町の「NEWおだまLee男爵」。8人はいずれも県外に出ていないが、「県外からの客が来たことがある」と話しているという。同店は休業後、5月22日から営業を再開しており、週末には1日当たり30~40人ほどの来客があったという。女性を除く7人は一人暮らし。
市は県を通じて厚生労働省クラスター対策班の派遣を要請した。また、6月13~29日にかけて同店を訪れた人に帰国者・接触者相談センターへの連絡を呼びかけている。
森博幸市長は2日の記者会見で「感染の状況を確実に把握し、感染拡大を防いでいく」と述べた。手洗いやマスク着用など感染予防策の再確認も呼びかけ、「確実な実践をお願いしたい」と述べた。
一方、クラスターとは関係がないとされる女性は40歳代で、6月26~28日、県外から来た友人と食事をしたという。30日に発熱があり、7月1日に医療機関を受診。2日にPCR検査を受け、陽性が判明した。