九州豪雨、72時間雨量の史上1位が27地点…大分県日田市862ミリ

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行方不明者の捜索をする警察官(右)と自衛隊員ら(9日午前8時59分、熊本県津奈木町福浜で)=杉本昌大撮影
行方不明者の捜索をする警察官(右)と自衛隊員ら(9日午前8時59分、熊本県津奈木町福浜で)=杉本昌大撮影

 梅雨前線の影響で豪雨に見舞われた九州で、3~8日に観測された72時間雨量が27地点で観測史上最大を更新したことが、気象庁のまとめで分かった。最初の大雨特別警報が出る前の2日以降、断続的に大雨となっている。熊本県は9日、新たに3人の死亡を発表し、一連の大雨の死者は計60人となった。気象庁は今後も大雨となる恐れがあるとみている。

 大雨での人的被害は、死者60人のほか、心肺停止1人、行方不明17人となっている。

 九州7県の全163地点の雨量を集計した結果、大分県9地点、福岡、熊本県の各5地点、鹿児島県4地点、長崎、佐賀県の各2地点の計27地点で観測史上最大を記録した。うち、月ごとの平年降水量が確認できる24地点で平年の7月1か月分の降水量を上回った。まとまった雨が長時間降ったことで、被害が拡大したとみられる。

 最も多かったのは7、8日に筑後川が氾濫し、市街地が大規模に冠水した大分県日田市の862ミリ。同市を含む複数の地点で、死者・行方不明者42人を出した2017年の九州北部豪雨の際、甚大な被害が出た福岡県朝倉市で観測された616ミリを上回った。

 熊本県では、氾濫した球磨川の流域にあり、土砂崩れや集落の孤立が相次いだ芦北町は517・5ミリ、あさぎり町は660ミリに上り、いずれも平年の7月1か月分を上回った。

 24時間雨量は九州の19地点で観測史上最大を更新したが、うち約4割に当たる8地点が同県だった。4日は球磨川流域の人吉市で410・5ミリを観測した。

 豪雨では、九州を南北に移動する前線に湿った空気が流れ込み、積乱雲が帯状に連なる「線状降水帯」が4日以降、各地で発生。球磨川流域など同じ場所に雨雲がとどまり、大雨が降り続いた。気象庁は4日に熊本、鹿児島県、6日に福岡、佐賀、長崎県に大雨特別警報を発表した。

 気象庁は、土砂災害や河川氾濫などの危険性を地図で示した「危険度分布」をホームページ上で公開し、注意を呼びかけている。

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1330999 0 社会 2020/07/09 11:59:00 2020/07/09 13:44:44 2020/07/09 13:44:44 行方不明者の捜索をする大阪府警の警察官と自衛隊員(9日午前8時59分、熊本県津奈木町福浜で)=杉本昌大撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200709-OYT1I50037-T.jpg?type=thumbnail

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