山形の記録的大雨、浸水被害206棟に…「水につかった冷蔵庫運び出さなければ」

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濁流が川岸を削り崩落した道路(29日午後2時17分、山形県大蔵村で、読売機から)=三浦邦彦撮影
濁流が川岸を削り崩落した道路(29日午後2時17分、山形県大蔵村で、読売機から)=三浦邦彦撮影

 停滞する梅雨前線の影響で記録的な大雨を観測した山形県では、28日深夜から29日朝にかけて最上川が4か所で氾濫した。同県などのまとめによると、床上・床下浸水は、大石田町や大蔵村など14市町村で少なくとも206棟が確認された。川からあふれた水は29日午後には引き始め、住民たちは泥の撤去に追われた。

 国土交通省新庄河川事務所によると、氾濫は大石田町で29日午前0時前後に2か所、午前6時頃に1か所、下流の大蔵村で午前3時頃に1か所で起きた。

 最上川の支流、銅山川が流れる大蔵村では、濁流が川岸を削り、29日午前10時40分頃に県道が約100メートルにわたって崩落した。県道は、同村の肘折ひじおり温泉へ向かう道で、同温泉は28日夕方から29日朝まで、住民と宿泊客の計約350人が孤立した。同温泉の「肘折ホテル」に宿泊していた同県高畠町の無職男性(75)は「目の前の川が増水して不安だった」と振り返った。

 山形県内の避難指示は大蔵村など5市町村で出され、11市町村の約2400人が避難した。酒田市で28日夜、避難しようとした90歳代女性が自宅で転倒し、右足骨折のけがを負った。大石田町今宿、会社員男性(66)は28日夜、「ただ事じゃない」と思い、家族3人で避難所に向かった。

 最上川の水があふれ出て、泥に覆われた大江町左沢あてらざわ百目木どめき地区では一夜明けた29日、住民たちが雪かき用のスコップなどを使って泥をかき出した。同地区に住む自営業男性(60)は「水につかった冷蔵庫を運び出さなければならない。これからが大変」とつぶやいた。

     ◇

 読売新聞のまとめによると、山形県以外でも29日午後11時現在、岩手、秋田、福島、新潟の4県で、計97棟の住宅などが床上、床下の浸水被害に遭った。

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1373807 0 社会 2020/07/29 21:34:00 2020/07/30 00:43:39 2020/07/30 00:43:39 大雨の影響で崩落した道路(29日午後2時17分、山形県大蔵村で、本社機から)=三浦邦彦撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200729-OYT1I50050-T.jpg?type=thumbnail

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