「防止宣言」出した本人が…消防局長に複数の女性職員からセクハラの訴え
メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
埼玉県所沢市など県西部5市を管轄する埼玉西部消防局の森田浩之消防局長(59)が、女性職員へのセクハラ行為で戒告の懲戒処分を受けていたことが31日、わかった。森田消防局長は同日辞表を提出し、受理された。
同日開かれた、同消防局を運営する埼玉西部消防組合の議会定例会で報告された。組合管理者の藤本正人・所沢市長によると、6月に同消防局の複数の女性職員から訴えがあり、森田消防局長らに事情を聞いた結果、セクハラ行為があったと判断。7月2日に処分を決めた。行為の具体内容についてはコメントを避けた。
同消防局は昨年4月、森田消防局長名でハラスメントを「しない・させない・許さない・見逃さない」との「ハラスメント防止宣言」を出している。組織トップによる事態に、藤本市長は「市民の信頼を大きく揺るがして申し訳なく思う」と述べた。
無断転載・複製を禁じます