感染者、空路で岩手入り…県は搭乗機の座席表から濃厚接触者を特定
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岩手県は5日夜、雫石町の40歳代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者はこれで5人になった。
県によると、男性は会社員で、同日に行われたPCR検査で陽性反応が出た。
一方、県は同日、7月29~31日に県内で感染が確認された4人に関し、濃厚接触者計39人のPCR検査が終わり、いずれも陰性だったと発表した。県は、4人の濃厚接触者を特定する作業を終了した。
県によると、4人に関しては、濃厚接触者と判断した39人とは別に、マスクをして会話するなどした44人についても、濃厚接触者の定義には当てはまらないものの検査を実施。いずれも陰性だった。
4人は、盛岡市の40歳代男性と宮古市の30歳代男性、矢巾町の40歳代男性、北上市の40歳代男性。北上市の男性は空路で県内入りしており、航空会社に搭乗機の座席表の提供を依頼して濃厚接触者を特定した。
県によると、4人のうち宮古市の男性は4日に退院し、残る3人は感染症指定医療機関に入院している。