[New門]東京名物「満員電車」、実は法的にはグレー?

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[New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「満員電車」。

 車内で身動きもとれず、人波にもまれるように乗り降りする。日本の日常光景となった朝夕の「満員電車」が、新型コロナウイルスの影響であまり見られなくなった。難しいとみられていたラッシュ解消が図らずも実現した格好だが、今後は果たして――。

混雑ぶり100年前も 乗車待ち1時間

 ♪東京の名物 満員電車 いつまで待ってても乗れやしねえ 乗るにゃけんか腰 命がけ

 大正7年(1918年)に発表された「東京節」の一節だ。東京の名所や流行などを面白おかしく歌い、物価高騰などにあえぐ庶民の間で流行した。

 歌詞にあるように、東京の電車はこの頃すでに大変な混雑ぶりだったようだ。1872年、新橋―横浜間で初めて開業した鉄道は、1900年代になって、東京の各地で新路線が開通した。ただ、人口増に鉄道整備が追いつかず、当時の東京市電では車外に客がぶら下がり、駅に到着した電車に乗車できず1時間待たされることもあったという。

 100年以上も続く満員電車だが、実は法的にはグレーな状態にあると言えなくもない。

 1900年の制定から使われる鉄道営業法は「乗客は座席に限って乗車することができる」と規定し、鉄道職員が強制的に定員を超えて乗車させた場合は罰金または科料の罰則もある。

 満員電車はずっと違法だったようにも読めるが、国土交通省によると、少なくとも今は事業者と乗客が「座席がなくても乗っていい」と了承し合っていると解釈されているという。罰則が適用された例もない。

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1397723 0 社会 2020/08/09 05:00:00 2020/08/09 10:08:43 2020/08/09 10:08:43 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200808-OYT1I50054-T.jpg?type=thumbnail

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