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岩手県は8日、新型コロナウイルスに感染した久慈市の10歳未満の女児は、6日に感染が判明した同市の20歳代女性の娘であることを明らかにした。県は家族間で感染した可能性があるとみて感染経路を調べている。
女児は県内7人目の感染者。県によると、母親の感染を受け、7日に帰国者・接触者外来を受診。PCR検査で陽性が確認され、8日に入院した。ほかの家族4人は陰性だった。
女児は夜に軽いせきが出ているが、7月上旬から続いていることなどから、新型コロナによる症状なのか区別がつかないという。
女児は7月28~31日、母親や関東から訪れた母親の友人とともに、自家用車で県内を移動。今月2~5日は、自宅で母親と一緒に行動した。女児の感染確認に伴う新たな濃厚接触者は確認されていない。
県は「症状が軽微なこともあり、発症時期や感染経路は特定できていないが、家族内感染の可能性も否定はできない」としている。
県は8日、女児が6日に受診した久慈市内の医療機関のスタッフ8人を検査し、いずれも陰性だった。関東在住の友人の検査は県外で9日に行われる予定。
10万人あたりの感染5人超で県独自制限…知事が方針
達増知事は8日、全国知事会のオンライン会議に参加し、人口10万人あたりの1週間の新型コロナウイルス新規感染者数が5人を超えた場合、県独自の行動制限や移動制限を行う考えを明らかにした。達増知事は「地方にとっては新規感染者数の増大が非常に重要。5人を超えると、かなりきつくなる」と述べた。
また、達増知事は、全国知事会が出したお盆の過ごし方に関するメッセージに賛同する意向を示した。