「感染蔓延」沖縄、専用病床の占有率95%…知事「看過すれば医療崩壊も」

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記者会見で県内の感染状況などを説明する玉城知事(13日午後6時40分、那覇市で)
記者会見で県内の感染状況などを説明する玉城知事(13日午後6時40分、那覇市で)

 県内全域が新型コロナウイルスの感染蔓延まんえん期になったとして、県独自の緊急事態宣言を2週間延長した沖縄県。玉城デニー知事は13日の記者会見で、「県民一人ひとりの感染拡大防止のための具体的な行動がなければ、封じ込めることは不可能な段階まできている」と強い危機感を示した。

渡航自粛は求めず

 県によると13日現在、感染状況を把握するため、国の指標も踏まえて策定した七つの指標のうち、▽療養者数(1034人)▽新型コロナ患者専用病床の占有率(94・6%)▽直近1週間の新規感染者数(621人)など五つの指標で、警戒レベルが最も高い第4段階になった。県は病床の確保を進めているが、医療態勢は逼迫ひっぱくした状態が続いており、玉城知事は「この状況を看過すると医療崩壊を招く」と述べた。

 約2か月間にわたり感染者がゼロだった沖縄では7月以降、福岡県への出張から戻った県民や、東京から訪れた旅行客らの感染が次々と判明。県民の間にも感染が広がった。13日現在、確認されたクラスター(感染集団)は離島も含めて県内12か所に上る。

 ただ、県外からの渡航については「慎重な判断」を求めるにとどめ、渡航自粛には踏み込んでいない。理由について玉城知事は、最初の緊急事態宣言を出した7月31日以降は、家庭内や会食の場で感染が広がっているとし、「県民全体で努力して抑え込むことが重要」と説明。その上で「検査態勢の拡充や水際対策の強化にも取り組む」と強調した。

 緊急事態宣言の延長に、自営業者らは「経営に影響する」と不安がった。観光客が多く訪れる那覇市の「第一牧志公設市場」で土産物店を営む女性(64)は「全国で緊急事態宣言が解除され、再出発しようと前向きな気持ちになっていた中で残念。先が見えない」と声を落とした。売り上げは昨年の1割ほどといい、「何らかの財政的支援がないと、事業継続の意欲がなくなる」と訴えた。

 玉城知事は、午後10時以降の外出も控えるよう求めている。那覇市でワインバーを経営する男性(39)は閉店時間を5時間繰り上げて午後10時にする予定だが、「2軒目として利用されるお客様も多いので、経営的には痛手。団体客も見込めない」と語った。

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1409193 0 社会 2020/08/14 07:56:00 2020/08/15 08:58:43 2020/08/15 08:58:43 緊急事態宣言の延長について説明する玉城デニー知事(13日午後6時40分、那覇市で)=矢野恵祐撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200814-OYT1I50025-T.jpg?type=thumbnail

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