受診を我慢?検査の遅れ原因か…大阪の重症者急増

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 新型コロナウイルスの重症者が増えている大阪府内で7月以降、新たに感染が確認された時点で重症だった患者が計41人(17日現在)に上ることがわかった。府が発表した感染者情報を読売新聞が分析した。東京都によると、都内では同じ期間に1人にとどまる。府内では受診の遅れが原因となっているケースもあるとみられ、府や専門家は「体調不良を感じたら、早めに受診や相談をしてほしい」と呼びかけている。

 府はPCR検査などで陽性となった新規感染者の症状について、人工呼吸器などが必要な「重症」のほか、「軽症」や「無症状」などに分類して発表している。

 府の発表資料によると、7月以降、感染確認時に重症と診断された41人は、男性が8割近く、年代別では60歳代以上が9割を占めている。15人は症状が出てから感染が確認されるまで1週間以上もかかっていた。

 軽症などから重症になったケースも含め、7月以降に重症者用病床に入院したのは計94人。このうち4割超が感染確認時に重症の患者だったことになる。

 都内で同様の事例が少ないことについて、都の担当者は「感染者数が多い中での速報値で、実情を反映しきれていない可能性もあるが、感染確認時に重症の事例はそれほど起きていない印象だ」と話す。府内ではこのほか、死亡後に感染が判明するなど発表時点で亡くなっていた人も計7人いた。

 府専門家会議座長の朝野和典・大阪大教授(感染制御学)は「受診を我慢したり、検査を受けるまでに時間がかかったりするケースがあるのではないか。重症者全体の多さも含め、原因分析が必要だ」と話す。

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1416841 0 社会 2020/08/18 05:00:00 2020/08/18 15:52:26 2020/08/18 15:52:26

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