富山湾のベニズワイガニ漁が解禁され、3日、富山県射水市八幡町の新湊漁港に初水揚げされた。
初水揚げされ、ずらりと並べられたベニズワイガニ(3日、射水市の新湊漁港で)=細野登撮影 漁港の荷さばき場には、解禁日の1日に沖合の水深800~1200メートル付近にしかけたカゴから水揚げされた約3000匹の真っ赤なカニが床一面に並べられ、次々と競り落とされた。
出漁した久栄丸船長の塩谷久雄さん(59)は「大きさは例年に比べて良く、上々の滑り出しだ。新型コロナの影響で魚の需要が落ち込んでいる中、ベニズワイガニには期待している」と話した。漁は11月から来年1月にかけて最盛期を迎え、同5月まで続く。