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台風10号で竜宮伝説の鳥居が倒壊、大浦天主堂の瓦50枚も剥がれる

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基礎部を残して倒壊した和多都美神社の「一の鳥居」
基礎部を残して倒壊した和多都美神社の「一の鳥居」
倒壊する前の「一の鳥居」(手前、2月15日撮影)
倒壊する前の「一の鳥居」(手前、2月15日撮影)

 竜宮伝説で知られ、観光スポットにもなっている長崎県対馬市豊玉町仁位の和多都美わたづみ神社(平山静喜しずき宮司)で、海中に立つ「一の鳥居」が倒壊していることがわかった。7日に最接近した台風10号の被害とみられる。

 平山宮司(62)によると、一の鳥居は1989年、本殿正面から約250メートル離れた海中に建てられ、基礎を含めて高さ約6・5メートル、幅約4メートル。鳥居は6日午後6時頃、平山宮司が神社から帰宅する時にはまだ立っていたが、7日午前10時頃に神社に来た時には倒れていたという。

 同神社は、彦火火出見尊ひこほほでみのみこと豊玉姫命とよたまひめのみことを祭る海宮で、古くから竜宮伝説が残る。本殿前から並ぶ五つの鳥居のうち、一の鳥居など二つが海中にそびえ、神秘的な風景が人気となっている。平山宮司は「この鳥居は多くの観光客にも愛されてきた。早急に復旧を検討したい」と話していた。

瓦が剥がれる被害が出た大浦天主堂の屋根
瓦が剥がれる被害が出た大浦天主堂の屋根

 一方、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の複数の構成資産も被災した。

 大浦天主堂(長崎市)では、屋根の瓦約50枚が剥がれる被害が確認された。同天主堂の保存委員会の田口広治さん(70)は「すごい風だった。被害がこれだけで済んでよかったと思うしかない」と話していた。

 そのほか、五島市の「久賀島の集落」にある旧五輪教会堂では、瓦がずれたり、雨漏りしたりする被害が出た。長崎市の「外海の出津しつ集落」にある旧出津救助院では、瓦や雨戸、窓ガラスなどの一部が壊れた。

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1465049 0 社会 2020/09/09 14:01:00 2020/09/09 15:10:32 2020/09/09 15:10:32 基礎部を残して倒壊した和多都美神社の「一の鳥居」 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200909-OYT1I50023-T.jpg?type=thumbnail

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