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人々がマスクをする大きな要因は、他人への同調心理――。同志社大の
調査は3月下旬、インターネットで1000人を対象にマスク着用の頻度を質問。その上で〈1〉他者への感染を防げるか〈2〉自分への感染を防げるか〈3〉着けている人を見ると、自分も着けたほうがいいと思うか――など6項目を尋ね、「非常にそう思う」から「全く思わない」までの選択肢を示した。
研究グループは着用頻度と6項目の回答との関連性を分析。数値化した結果、他者への同調を示す〈3〉との結びつきを示す数値が最も高かった。
マスク着用は「他者への感染防止」に最も効果があるとされるが、調査では〈1〉の数値は低かった。
中谷内教授は「『みんなやっている』という心理に着目すれば、マスク以外の対策にも活用できるが、過剰な同調は窮屈な社会につながる」と指摘する。