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市街地のムクドリ公害20年、爆竹やロケット花火で「けりをつける覚悟」

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市街地の空を飛び回るムクドリの大群(福島市提供)
市街地の空を飛び回るムクドリの大群(福島市提供)

 約20年におよぶ闘いに終止符を打つ――。市街地での騒音やフン害が長年、問題となってきたムクドリについて、福島市は15日から、「追い払い大作戦」を実施する。専門家の協力を得て大規模に行う初の取り組みで、市は「今回でけりをつける覚悟」と意気込む。(小沼聖実)

 市によると、市街地でムクドリの大群が見られるようになったのは2002年頃から。毎年夏から秋にかけ、JR福島駅前や、県庁周辺、繁華街の「パセオ通り」の街路樹などに飛来し、今年は、推計約2万羽が確認されている。

 市には毎年、市民から「路面に落ちたフンが汚い」「鳴き声がうるさい」などの声が寄せられ、市も様々な対策をとってきた。ムクドリが止まれないように街路樹の枝を刈り込んだり、はたきのような道具で音を立てて追い払ったり。鷹匠たかじょうを招いて、天敵のタカを放ったこともある。

 だが、いずれも短期間で効果がなくなり、いたちごっこが続いていた。担当者は「駅の西口から追い払えば、東口に移る。一時いなくなっても、しばらくたてば戻ってきてきりがない」と困り果てる。

 日本野鳥の会自然保護室長の葉山政治さんによると、ムクドリは、日中は数羽の家族単位で活動するが、夕方以降は安全なねぐらを求めて市街地に飛来し、群れを形成する。葉山さんは「ワシやタカなどがおらず、安全な場所だと認識されている」と説明する。

 そこで市は、鳥の生態に詳しい信州大名誉教授の中村浩志さんに対策を依頼した。会津若松市も16年に協力を頼んだ専門家で、同市では中村さんの指導に基づいた対策後、ムクドリの飛来が大幅に減ったという。

 「大作戦」は、15~17日の3日間。市と県の職員、地元住民ら約40人が、JR福島駅から半径約500メートルのエリアで一斉に行う。爆竹やロケット花火などでムクドリを郊外へ追いやり、鳴き声をスピーカーで再生するタカの剥製はくせいを樹上に設置する。

 市環境課の高橋滋課長は「期間中は夕方からの数時間、爆竹などでうるさくなるが、美しい街を取り戻すため、理解と協力をお願いしたい」と話している。

 14日午後6時半から、同市早稲町の「こむこむ」で中村さんの講演会も開かれる。11日まで参加者を募集しており、問い合わせは、同課(024・525・3742)へ。

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1467290 0 社会 2020/09/10 13:29:00 2020/09/10 13:29:00 2020/09/10 13:29:00 福島市街地の空を飛び回るムクドリの大群(福島市提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200910-OYT1I50021-T.jpg?type=thumbnail

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