ツキノワグマに出会ってしまったら…身を守るため「2つのアドバイス」
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人里へ出没するツキノワグマが増加する秋を前に、生態や出合った時の対処法についての正しい知識を身に付けようと、鳥取県八頭町坂田の町立船岡小学校で町主催の「クマ学習会」が開かれた。
八頭町は農作物への被害が多く、昨年は警察官がクマに襲われる被害があった。学習会は今回が2回目。長野県軽井沢町でクマとの共生をめざす活動に携わる田中純平さん(46)が、4年生17人にクマの人形や頭の骨格標本を使いながら「非常におとなしくめったに人間を襲わない」「すばやく動くものを追う」などと性質を教えた。
クマから身を守るために▽ベルを鳴らして前もって存在を知らせる▽遭遇したら後ずさりしながら静かに立ち去る――とアドバイス。児童らは興味津々な様子で聴き入っていた。男子生徒(9)は「こわいと思っていたクマがかわいく思えて、イメージが変わった」と話していた。